雑記
凍空の羽
舞う風の記憶
指は震えてもなお
断片へと触れようとする
触れる想いは人と我々の意思でもある。
意思はなおも我々の背中を推し進め、
そして引き止めては繰り返す。
時として我々はその意思を推し進めるものと理解し、
時として我々はその意思を引き止めるものと理解す。
君よ
私は今、何処にいるのか教えてくれないか。
君よ
あなたは今、何処から私を見ているのか教えてくれないか。
寒空に人の心の剥がれ落ちた断片が舞う。
彼と過したのは僅か半年。
堕ちた心と荒廃した思想の部屋へ受け入れ共に過した。
色々ある。
そう、だから私は彼を嫌った。
最後に会ったのは廃れたビルの事務所。
恫喝と脅迫が入り乱れた事務所。
私は彼が粉に手を出していたのも、
組の小切手に手を出していたのも知っている。
私と彼とのケジメはついた。
だから、もしかしたら彼を救う事も私にはできたかもしれない。
しかし、私はそうしなかった。
そう、私は彼が嫌いになっていた。
憎たらしかった。もはや彼の身がどうなろうと知った事ではない。
彼と私は友達である。
そして彼は私を裏切り、彼は私の親友になった。
そして私は彼を助けず、私は彼の親友になった。
石油取りに駆り立てられ、もう彼の消息は無い。
あのクソムカつく、親友はもう居ない。
私は、彼を憎む限り毎年追悼し続ける。
それが私と彼との唯一の絆であるから。